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前回の続きを。
車高を高くしてもタイヤを替えても、路面に負けてしまっては意味がありません。と、いうことで、これまで使用していなかったNDF-01ベベルピニオン(14T)・リングギア(39T)を使用することにしました。
そもそもナイトロサンダー自体RTRモデルなので、これまでギアボックスまで分解をしたことがありませんでした。手間が掛かるのであまりお気楽ではありませんが、ギアにたどり着く為のコツをここでお伝えできればとも思っております。ナイトロフォースの人は全くもって問題ありませんでしょうけど、とりあえずお付き合いを。
しかし、このギアのマニュアルに、「必ず本製品を組み込んで・・・」と書いてありますよ。あらら・・・
で、分解の前にまずはパーツの確認から。
◆ベベルピニオンの比較。左がノーマル、右が今回搭載する14T。
エンジン側のベベルピニオンのギアの枚数(山の数ですね)が少なくなってますね。ご存知の方も多いかと思いますが、動力側のギアの枚数が少ないければ少ない程、スピードは落ちます。その分動力側に負荷が掛からないだけでなく、タイヤ側の負荷に対しても、走破性は高くなる形になります。もっと簡単に言うと、今回のギアの交換を実施することにより、変速機付きの自転車で、坂道を上るときの状態になるということです。いくら足を回しても進まないですが、勾配に対しては効果的!ということで、ねっとりした走り(?)が期待できるという訳ですね。
さて、分解についてですが、サーボホーンやダンパーを外した後は、フロントサーボステーを外し、シャーシ裏のネジを4つ回して、センターバルクヘッドを取り外します。この辺まではそれ程問題なく行けると思います。
そして、この先でギアボックスにどうやってたどり着くかというと、下の写真の赤丸の部分を外すことで、ギアボックスに辿り着くことが可能になります。もちろんそれだけでは全て外せる訳ではありませんが、ここはマニュアルを参照しながら取り組んでみてください。RTRモデルは組み立てが無い分、分解に関する経験値がどうしても乏しくなりますが、少しはヒントになるかとは思いますので、参考にしてみてください。
さて、そのギアボックスに入っているデフギアですが、改めて見ると、この金属製ということにエンジンカーのパワーとか重みとかが再確認させられることになります。やはりデザートゲイター等とは根本的にパワーが違うんですね・・・まあ、EPでも強力なモーターを入れれば、プラ製のギアなんて破損することもありますが、それでもこの重さとか、この金属の臭いとか、しみじみと考えさせられるものがあるなぁ。これがエンジンのアホみたいな回転や、荒地をモノともしない走りを生んでいるんですね。
やはりエンジンカーとは凄いものです。