MULTIPLE INTERSECTIONS +

旧「ラジコンカーと過ごす日々」の引越先だけど、ラジコンだけじゃないよ。色々やるよ。


さて、前回の朝ラジで、権造さんに素晴らしい写真を撮っていただきまして、これがまたTNX5.2Rのセールスに一役買う位のモノだったりします。ズームして流し撮りって、本当に難しいですからね。特に上の写真が一番のお気に入りですよ!



権造さんのご好意でその時のTNX5.2R走行中の写真を頂戴すること&掲載についてご了解を頂きましたので、今回のエントリの写真に使わせて頂きました。本当にありがとうございました。



さて、TNX5.2Rについて集中的に書くのは今回で最終回として、今後は通常通りアレコレ楽しもうと思っております。と、いうことで、前回の朝ラジでシェイクダウンをしたことも踏まえ、ここまでの総括を。



最初は32エンジンというこれまで使用したことの無いパワーソースを扱いきれるか不安だった、というのが正直なところでした。しかしながら、それ程スロットルを踏み込まなくても楽しく走れるのと、踏み込むとモントラらしからぬスピードが出ること、この2つの相反するバランスが取れていることが秀逸で、最大の特徴とも言えるのではないでしょうか。幅のある楽しみを提供してくれるマシンと言えます。



また、足回りに粘りがある為、意外と転びにくい作りです。低重心のNDF-01ばかり扱っていたのですが、TNX5.2Rは違和感無く操作できます。モントラというよりトラギーに近い故、これまでバギーを扱っていた人、またはツーリングを扱っていた人でもモントラの入門機としての役割も果たし、また、他のモントラを扱っている人も満足できるのではないでしょうか。



個人的にはダート走行中に2スピードが入るのが衝撃的でした。NDF-01だと、ダートの場合回転数が上がるものの、タイミングが取れず、2スピードの意味は無いとは言いませんが、「オンロード専用」という触れ込みで売られている位ですしね。



反面気になるところは、仕方の無い部分だったりしますが、エンジンのヒートシンクが大きすぎるので、ボディがヒートシンクの保護にならない(全くではないですけど)こと位ですかねぇ。



あとはホット気味のプラグが冬なのに連続して切れたことでしょうか。やはりこんな冬でもコールド気味の方が良いと思います。まあ、ニトロ25%の燃料だったこともあり、30%であるともう少々マシかもしれませんが、エンジンやプラグを労わる意味でも、絞りすぎて温度が上がることは避けたいものです。



エンジンの大きさ故、モントラは燃料を多く使用します。一回で150cc使うことを考えると、ランニングコストも非常に重要な要素です。更に、早々にプラグが切れたりするのは馬鹿にならないことから、クロッツ等の比較的安価な燃料で安定運用する為のプラグの準備、ニードル調整等を考慮してみると良いかもしれませんね。そういう意味では、コールド気味のプラグと、甘めの調整により、非常に快適な運用が出来るのではないでしょうか。



個人的な感覚もありますが、今回のTNX5.2Rはムリに絞らなくても十分速いです。冒頭にも書いたように、32エンジンのパワーを「ムリなく楽しめる」完成度の高いマシンです。モントラのRTRとして価格満足度が高いパッケージをリリースしたことについては、非常に評価できると思います。ただ、RTRだけではなく、キットでもリリースして欲しかったですね。今からでも遅くは無いと思いますし、タミヤさんどうでしょう?



TNX5.2R、今後については、8本ダンパー等取り組んでいこうと思います。ノーマルでも満足度が非常に高いので、いつになるか分かりませんけど・・・